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プリズン・トリック

プリズン・トリックプリズン・トリック
(2009/08/07)
遠藤 武文

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江戸川乱歩賞受賞作。原題は「三十九条の過失」らしい。憲法三十九条は「何人も、実行の時に適法であつた行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問はれない」というもので、一度目の裁判の後に証拠が見つかっても、無罪は無罪のまま、有罪は有罪のまま、というものだそうだ。トリック自体はタイトルにするほどか?と私には思えたものなので、「三十九条の過失」のままにして、憲法の妥当性についての社会の見解を集めた方が、作者にとっても本望ではなかっただろうか。

また、本筋とはあんまり関係のないところだが、本書には交通事故の加害者と遺族が対面する場面が描かれている。作者の犯罪に対する考え方が表れていて、良い描写だと感じた。

結局、人の犯す罪は法律によって裁かれるものではなく、人が本質的に持つ良心の呵責によって償われていくものなのではないだろうかと思う。人間の作った法律は完全ではなく、自分で自分を裁かれなければ、何も解決しないのだ。

事故を起こして以来、ずっと拘束されていた。その間、父母の手紙も面会も一度もない。見放されたことを悔しいとは思ったが、悲しいとは思わなかった。
飲酒運転をして帰ったのは、それが初めてではなかった。たびたび繰り返し、父母に咎められたのも、一度や二度ではない。見放されたのではなく、自分が手を振り解いたのだと、やっと理解した。(p.179)

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  1. 2009/08/18(火) 22:57:42|
  2. 読書(活字)
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