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ポトスライムの舟

ポトスライムの舟ポトスライムの舟
(2009/02/05)
津村 記久子

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「今年の芥川賞は面白い」と友人が言い続けていた。なので読んだのがこの「ポトスライムの舟」。一度人のフィルターを介したものはハズレが少ない、と言ったのは2ちゃんねるのひろゆきだったが、私の経験上、ハズレが少ないどころか、ハズレがゼロである。法則としてもいいくらいだ。

ポトスライムだが、この話は平穏でユーモラスな日常が描かれているのが面白い。笑えるっていうのが今の小説界のキーワードかも知れない。伊坂の小説も、ストーリーの奇抜さよりも、笑えたから私の中では高評価だった気がする。笑いは理由もなく高評価をつけたくなる。

まあ、でも、笑いだけだと、すぐに消えていく一発芸人のように悲しい作品になる。のちのちになって一切記憶に残らない。笑いが根源的な価値と共存していれば、無敵の作品になるのだと思う。

お金のために、お金を使わないために、無駄な時間を作らない為に働いているからなのだが、そのことが理由で自分は、少し離れた友達の家に行く余裕すら持てないでいる。世界一周の費用は順調に貯まっていたが、ナガセにはなんだか、そのことが微かに空しく思えた。(p.79)

ストーリーは、社会的には成功とは程遠いところにいる主人公が世界一周旅行の資金を貯めることを決意するものの、周囲の人との絡みの中で、幸せがすぐ側にあることを実感する話である。いわゆる青い鳥伝説は人が繰り返していく悲劇のようなものなんだろうと思います。みんなが良いと評価するものを欲しがる人の本能も不幸だと思います。そこから抜け出すことが本当は一番の幸せなのだろうが、悲劇や不幸の連鎖は人類が何千年もかけて作り上げてきた伝統なので、並みの人間には打ち崩せないものなのだな、と思っています。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2009/07/05(日) 23:25:30|
  2. 読書(活字)
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